THE BLUE HEARTS

♪月が空に張り付いてら 銀紙の星がゆれてら
 誰もがポケットの中に 孤独を隠し持っている

こんな言葉で突然雷でも落ちるように始まる、ブルーハーツのファースト・アルバム。

何もかもがペラペラの薄っぺらに見えて、 何よりも自分が薄っぺらになってしまってる
コミュニケーション不能状態
そんな危機感を見事に切り取ったこの16小節、マーシーって凄い。

もう子供ではなくて、でもどんな大人になっていいかなんてまるっきりわからず、
ただ薄っぺらな自分。
決してペシミスティックになってるんじゃなくって
”生きてることが大好きで 意味も無くコーフンしてる”
だからこそ”真実を握りしめた”くてたまらない。

そんな時にブルーハーツに出会ってしまったら、もう、完全にやられてしまう!

歌が下手くそだ、なのになんでこんなに心に届くのだろう。
まるで、今、ここにいる”私”のために叫んでくれているよう・・・
言葉はストレートにそのまま心に突き刺さる。

ほんとうに 心から ブルーハーツが 好きだ!!