沈黙の絵画



饒舌に語りかけてくるエネルギッシュなアートもいいけど、
物言わぬ絵画・沈黙の中へと導く質を持った絵画が好きだ。
マーク・ロスコも、ジョルジュ・モランディも、そんな絵画。


ピカソマティスやミロの子供のような語りかけもまた好きだけど。


でも、
静寂に包まれ・自意識が無になって・ただその絵画の中に入ってしまう。
そういう時間を愛してやまない。


モランディはセツモードセミナーのセツ先生が
「必ず行きなさいよ!上品ってのはこういうことだよ!」
なあんて強烈に薦めていた。


地味な展覧会だった。
あまり大きな作品も無く、色は淡く、形はやさしく。
そして美しかった。


下の絵はモランディを意識して描いた。