私のせっけん屋さん・カマエルのギフト

始めてみて思った。
私は「おおやけの顔」が欲しかったんだな、って。
実際に品物はいいものだし、お金を頂いているのだから社会性があっちゃったりするのだよな。
まだ、なんとなく、「お店屋さんごっこ」の気分なんだけど。
とりあえず家賃のようなものを払わなきゃならんので、赤字にするわけにはいかない。
かと言って、人脈もないし、単価が低いので有料広告なんて無理。
だいたい、「手作りせっけん」なんてこと自体がマニアックなんだよね。


とにかく、肌に関連するところでリンクできるところは地道にリンクしていくだけ。
しかし、これがわりと苦手。
ミクシーのコミュがけっこう確立高そうなんだけど、
「すいません、宣伝になっちゃうんですけど、〜〜〜〜で、〜〜〜〜〜で、私のショップはhttp〜〜〜〜です。見るだけでも見てくれるとうれしいです。」
ってな感じで。
なんか、すごい卑屈・・・・・笑


だって、自分がきらいだから、宣伝用にだけコミュに入ってくる人が。
オーラソーマビギナーズ」ってコミュ、腹立つ。
ラクティショナーがやたらトピ立てる。
わかるけどさ。なんかやだ。
私が管理人なら「宣伝トピ立て禁止」にするね。
せめてメンバーが出した疑問に一つでも答えてから宣伝するのが礼儀だろ?とか。
まあ、私の常識は世間の非常識になることも多いからいーけどさっ!


思い立ったら即行動するほうで、余り考えない。
だめだったらやめりゃいいじゃん、って、戦略なんて発想は無い。
とにかく、一度使って欲しい。
だから唯一のアイデアが送料無料。
これはかなり無謀なんだけど。実際、キツイ。。。。
でも、買うほうの気持ちになったら送料無料はうれしい。
「五千円以上で送料無料」・・・・・そのために一品、買うものを足してしまう。
これがなんか思うつぼにはまった気がして好かないんだよね。
母には「バカか、もったいない、私が買う!」とか言われたけど。
とりあえずいいのだ。
私が今一番欲しいのは「おおやけの顔」だから。
今のところは儲けるつもりは無い。
せっけんが作り続けられる収入ぷらす数千円でいいんだよ。
そのかわり、自分が作りたいものしか作らない。
定番商品なんて緑茶せっけんだけにしちゃうと思う。
おんなじもん作り続けるのはつまんない。
6年もやってるのに、まだまだいろんなアイデアがある。
出すだけ出す。
それでなんとか持つならば、それからはもっと商売っぽくしてくつもりだけど。


は。デドックス完了。。。。。
二重人格みたいなことやってら。
完全に裏日記と化してしまうかも。
まあ、もともと愚痴ばっか書いてるんだから別に同じか。


アートビーイングの誕生日ポイントが来月で無効になる。
なんで誕生日ポイントだけ有効期限が3ヶ月なんだ????
今、ボトルいらないから一万円とか買わないし。
ポマンダーとクイントエッセンス1個ずつだと一万円いかないから、ポイントは送料分だけじゃん。。。。。
なんかこーゆー戦略がきらいだ。。。。。
なんも買わない!
今月はお店の家賃とエッセンシャルオイルで出費すごいんだから。だまされるなポイント商法!!!


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こんなことを書く予定ではなかったんだけど 笑


カマエルが終わった。
静かな日々だった。
そして、物の見えかたが変化した。


いつも思ってた。
ボトルはすごく美しい。強烈に。
だけど、これをこんなに美しいと感じるのに、
母が15年間手を入れてきた庭に私は何の関心も無い。
これはすごく不健康な感覚だと、いつも思っていた。
でも、感じないんだからしようがない。
努力してなんとかなるようなことじゃない。


カマエルと散歩がセットになって、
なんだか一日、一日、視界がクリアになっていった。
春はそれでなくても一日で全く違う顔を見せる。
冬の間、ぶーたれたたのは誰だよ。
「田舎は殺風景だから嫌いじゃ!!」ってよ。
あの長い長い殺風景な沈黙の中に秘められていたものが一斉に吹き出す・・・・・


昔、こんなことを言われた。
「この花何?」
「ぺんぺん草だよ、そんなことも知らないの?」
「かわいい。えっちゃんみたい。」
「・・・・・・・・・・・・・・」←むかついてる


しかし、畑の脇に固まって、そよ風に揺れるぺんぺん草のなんて愛らしいこと・・・・


なんだか、生まれたばかりの赤ん坊みたいに全てのものが珍しくて。
ある日、部屋のソファーに座って庭の芽吹きを眺めていた。
こんなことはここに来て初めてだ。
また、やなタイミングで母が来た。
一瞬固まり、二人で大声で笑う。
「あたしが庭眺めてるなんて!って思ったでしょ、今!」
笑うしかない、この母上の勘の良さは。
それに慣れている私も。
「もう、これ、笑うところじゃないよ、感動して泣く場面だよ!」
「わかってるよ!」
二人とも泣きながら笑っていた。
私は母の家系の、湿っぽさの無い、なんでも笑いにするところが大好きだ。


「真珠母貝の苦しみから生まれるよろこび」
カマエルはハートのエメラルドを開くのを助けます」


うん、うん、苦しかったよ、長い長い冬だったよ、
あたしの目の前にはいつだってダンボールみたいな厚紙があって、見えるはずのものが見えなくて。
酷い時にはコンクリートの固まりに閉じ込められて。


私の頭にイメージが浮かぶ。
種から芽を出した双葉。
ハートのかたち。
これが、ハートが「開く」ってことだろうか。
そうなんだろう、少なくとも私にとっては。


私はちゃんとカマエルのギフトを手にしたよ。
ありがとう、みんな。