やりすぎがんばりすぎだよ

そう。やりすぎ、がんばりすぎ。
あせるな。
一日のうちにやりたいこと・半分も出来れば上出来なんだって、人間なんて。
とくに今の私には。
健康な状態を保っていられる、以前とまるで違う、かるい。
だからうれしくて突っ走ってしまう。
強迫観念で引っ張られていた以前とは疲れかたが違う。
頭に鉛が乗っかってくるような、あんな酷い疲れは無い。
でも、ちゃんと疲れてるんだってば。


右腕にいつまでも治らない湿疹がある。
ずっと痒くなくて、消えそうになってた。
のに、
この一週間くらいすごい痒いぜ!
まーた、掻き毟ってる。
気をつけなきゃいけない。
きのうは散歩もせずに昼間ぐったりと眠った。
夜もちゃんと眠った。
体のいうことはきかなきゃいけない。
「一日でも欠かしたらダメ!」
そういうことは思うな。
大丈夫だよ、一日で10キロも太らないって。


せっけんも作りすぎだよ・・・・・
頭で思いつくこと全てをやろうと思うな!
思いついたことを、ただ、じっくりと味わっている時間も大切だよ。


せっかくボトルワークしてるのに。
あれは、立ち止まって自分を、世界を、じっくりと眺めるためのツールだ。
瞑想とまではいかなくても、ぼーーっとしている時間を持つことで必要なものがなんなのかって気づかせてくれる、そういうものだ。
ある意味、祈りであり、宗教的なものだ。
宗教的とはいっても、白髪の杖をついたおじいさんみたいな神様なんてないし、
大黒様とか天照大神とかもいないし。
おもしろいのは、
「神様はどこにいても人間に見つかってしまうので、人間の見えないところ、人間の心の中に隠れることにした」
これはなかなか趣味のいい考えかただと思う。
だからこそ、
「自分の内側にある神の煌めきに気づく」
なんていう美しい言葉もある。
とかく、宗教的なものは悪趣味だから好きじゃないのだ。
十字架に磔にされたキリスト像なんて、なんであんなかわいそうなものをわざわざ作るんだよ・・・・・原罪???知ったことか!
一日何度か聖地に向かって頭を下げる・・・・・めんどくさ。
そういえばドラゴンクエスト世代は神様って言うと龍をイメージするらしい。
龍は、なんかちょっといいな。かっこいいな、龍の神様。
首には五色に輝く珠が入ってるんだよね。
龍は好きだな。
あ、でも、そういう刺しゅうのスタジャンとかいらねえよ!


なんの話しなんだか。
清志郎が死んだ。がん。55歳。
ブーツってマジックで書いてあるブーツを履いてテレビに出たのはいつだっけか?


ボブ・マーリーは37歳の若さでがんで死んだ。
宗教上の理由で手術ができない。
最後のライブの海賊版レコードを持っている。
もう、殆ど立てないような状態で、すさまじいパワー。
演奏が早く走る。
レゲエのテンポじゃない。
彼の体力が持つようにと早めの演奏になっていったらしい。
音質は最悪だけど、鬼気迫るものがある。


死を覚悟した時から、人の顔は美しく輝くようになるらしい。
あまり言葉を発しなくなって、穏やかになるという。
病気で亡くなってしまうのは悲しいことだけど、
何かを越えて病気を完全に自分のうちに受け入れた時、人は変わるのかもしれない。
痛さも、苦しさも、引き受けること。


昨年叔父ががんで亡くなった。
とっても男っぽい人だったのに、
お見舞いに行ったときには別人のようだった。
もともと痩せている人なのに限界まで痩せてしまったようで。
あんなに色が白かったっけ?
なんだかとても上品な印象になってしまって、
「教授」というあだ名をつけた。
いとこがそれをちょっと気に入ってくれたみたいで。
お通夜のとき、
「教授の顔のまんまだよ」と言った。
きれいな顔だった。
イエス・キリストだよ」ほんとに白人みたいだった。


どんな形でも、自分の人生は全うしたいな。
事故死、溺死、焼死、戦死・・・・・
特に自殺は最低だ。