66:アクトレス終了

オーラソーマやってて、一番一色が変わったことは、
他の人の感情に飲み込まれないようになったこと。
それは同時に自分の感情からも距離をとることでもあった。


他人に感情移入しすぎる、できなきゃ困るようなことではあるけど、
そんなの、何の助けにもならないんだ。
さっさと、その人の為に自分にできることをやるだけだ。


どこだって家庭の中っていうのは、何らかの問題をかかえてるもんだ。
そして家庭内のごたごたはもう絶対的に逃げられない。


母が弟と嫁さんのことでいろいろ悩む。
ほんとにしょーがないんだよね、あのこたち、いい年してさ。
身内の葬式にも殆ど顔を出さないので、親の面目まるつぶれだ、いつも。


祖母がもう、いつ亡くなってもおかしくない。
母が朝から暗い顔して、
まあね、父が弟とかかわろうとしないからさ、
母がなんかいうと嫁さんがどうもよくないから我慢してる。
「あの子達、ちゃんと葬式に来るかしら?」って、眠れなかったってんだから、さあ。


とりあえずあいつはめったに電話に出ないので、
メールしといた。
こんなんだから葬式ちゃんと出られるようにね、ってそんだけ。


父も母も電話するのも気が重いんだから。
だいたい、大企業にずっと勤めていた父には、
零細企業の酷でむちゃくちゃなことをわからないだろう。
「一人でも欠けたら大変」という状況の中で、「忌引き」を言うのにどんだけ気を使うか。
大企業なら有給もあるし、バイトが急にやめたからその一週間分のバイト代は踏み倒す、とか、ありえないだろ。
あるんだってば。
そんでも働かなきゃしょうがない。
わたしゃ、零細デザイン事務所ではやな思いいっぱいしたよ。
世の中っていーかげんなんだなーー、
法律とか、かんけーねーのなーーー、


まあそれだけの問題じゃないんだけどさ。
付き合いづらいお嫁さんなんだ。
誰にも心を開かないタイプ。
いつもにこにこして親切。
でも心が無い、演技と習慣だ。
そして勝手に被害妄想を膨らませてしまう。
いいこなんだけどなーー、むつかしいこだよ。
何を言っても普通に聞いてて、あとで恨まれてもよーーー、どーすりゃいいちゅうねん!!


二人で葬式来てくれるといいのだが。